日商簿記2級に合格するためには、商業簿記と工業簿記をともに理解する必要があります。

 

平成28年6月から出題範囲の改正により、日商簿記2級に合格するのに、以前より難しくなったように思います。

 

しかし、取るべき基本的な論点を確実に得点に結びつけることで、合格に大きく近づけることは、従来と何ら変わりません。

 

ですので、基本論点の取りこぼしのないように、効果的な勉強を心がけていきましょう。

 

そこで、今回は「日商簿記2級の工業簿記の勉強時間の目安」について、効果的な勉強方法をお伝えしていきたいと思います。

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過去問からみる工業簿記の出題割合とは?

 

過去問から分析してみると、日商簿記2級では、大問題5問のうち、3問が商業簿記、2問が工業簿記から成り立っています。

 

ですので、工業簿記の得点割合が、40パーセントの40点となっています。

 

また、工業簿記の難易度は、商業簿記と比べ、かなり容易な問題が多く、合格するには、得点源としなければならない論点であります。

 

日商簿記2級の合格者のほとんどが、40点の満点近くとることも珍しくないくらい、確実に得点としています。

 

ですから、工業簿記は得点源としてほしいです。

 

ですので、工業簿記については、確実かつ正確に解答することが合格かどうかを分けると思います。

 

ただ、試験の回によっては、少し悩むこともあるので、そういう場合は他の論点に時間を割くように作戦を変更するような順応性も必要です。

 

このように、日商簿記2級の工業簿記については、日商簿記2級に合格する上では、得点としなければいけない論点です。

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勉強時間の目安とは?

次に、工業簿記の勉強時間の目安としては、日商簿記2級に合格レベルに達するまでの勉強時間が、150時間~250時間と言われていますが、

 

80時間~120時間くらいは時間をかけた方が良いでしょう。

 

工業簿記について、日商簿記2級の試験の100点満点中の40点の40パーセントしか出題されないのに、半分くらいの時間をかけるのか?

 

それは、たしかに40点しか出題されませんが、商業簿記と比べて、工業簿記の方が容易のケースが多く、得点対効果が非常に高いからです。

 

ですから、工業簿記も商業簿記と同じくらいの時間をかけた方が、日商簿記2級に合格するには、効果的と言えるからです。

したがって、工業簿記にもある一定以上の時間をかけて勉強する方が良いでしょう。

 

もし、工業簿記で40点中の9割近く得点できたのなら、商業簿記で半分ちょっとの得点で合格点の70点に達することができます。

 

ですので、いかに合格するために効果的なのかを考えて勉強する方が賢明な作戦と言えるでしょう。

 

とにかく資格試験というのは、合格することが一番重要なので、合格するための作戦を立てる考えるのが、合格への近道と言えるでしょう。

 

また、日商簿記2級の勉強の過程で、予備校などでは、商業簿記から工業簿記へと進められるケースがほとんどかと思いますが、予備校では、商業簿記を勉強してからでないと理解に苦しむから、そのようにカリキュラムが組まれているだけです。

 

しかし、工業簿記は、商業簿記をしてからでないと理解できないわけではありません。

 

ですから、日商簿記2級に合格することを最も念頭に置くのならば、工業簿記も同時進行で進めることをおススメします。

 

理解が全くできないのなら、商業簿記から工業簿記へと勉強した方が良いと思いますが、私の基本的な考え方は合格するための最善策というのが一番重要と考えるので、合格するための得点源となる工業簿記を早いうちにマスターすることが最も重要と言えるでしょう。

 

このように、工業簿記は、日商簿記2級に合格するために、最も重要な論点と言えます。

 

まとめ!

 

このように、「日商簿記2級の工業簿記の勉強時間の目安」について、合格するための最短方法をお伝えしてきました。

 

日商簿記2級では、大問題5問のうち、3問が商業簿記、2問が工業簿記から成り立っていて、工業簿記の得点割合が、40パーセントの40点となっています。

 

また、工業簿記の難易度は、商業簿記と比べ、かなり容易な問題が多く、合格するには、得点源としなければならない論点であります。

 

工業簿記の勉強時間の目安としては、80時間~120時間くらいは時間をかけた方が良いでしょう。

 

なぜなら、商業簿記と比べて、工業簿記の方が容易のケースが多く、得点対効果が非常に高いからです。

 

ですので、工業簿記は日商簿記2級に合格するためには、最重要論点と言えるでしょう。

 

できるだけ少ない勉強時間で、効果的に得点に結びつけ、日商簿記2級の合格を勝ち取りましょう。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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