日商簿記2級は、平成28年6月に出題範囲が大幅に変更されたこともあり、難易度が少し上がったように思います。
主な改正点としては、商業簿記の論点(連結会計)が増え、従来勉強していた論点をさらに深く掘り下げて勉強するようになりました。
しかしながら、一つ一つの論点を確実に理解し、解けるようになれば、必ず合格できるでしょう。
そこで、今回は、「日商簿記2級の銀行勘定調整表のおすすめの解き方」について、お伝えしていきたいと思います。
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銀行勘定調整法とは?
まずは、銀行勘定調整表とは何なのか、について、お伝えしていきたいと思います。
銀行勘定調整表とは、
会社の帳簿残高と銀行の残高とが一致しない場合にその不一致の原因を把握して、正しい処理を行い、正確な残高を把握する方法です。
これは、日商簿記2級では、もちろん押さえておくべき論点ですが、税理士試験や公認会計士試験では必ず毎回出題されるくらい重要な論点です。
しかしながら、苦手とされている人が多いのが現状かと思います。
それでは、なぜ苦手となってしまうのか?
その原因は、会社の取引なのか、それとも銀行の取引なのかが、はっきりと把握できていないことから、正しい解答が導けないことが多いです。
ですから、まずは、ある取引は、会社の取引なのか、それとも銀行の取引なのかを把握することから始めると良いでしょう。
ただ、実際に問題として出題される取引としては、それほどたくさんあるわけではないので、全ての取引を暗記してしまうのも一つの戦略ではないでしょうか。
このように、銀行勘定調整表は、理解できれば得点源となるような論点ですので、しっかりとマスターしましょう。
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おすすめの解き方とは?
先ほどは銀行勘定調整表の大まかなことをお伝えしましたが、
次に、実際に解いていくうえで気をつけるべきポイントをお伝えしたいと思います。
銀行勘定調整表を解く際は、
①会社側の取引なのか、銀行側の取引なのか把握する
②修正が必要な取引なのか、それとも修正不要な取引なのか区分する
③修正が必要な取引については、加算すべきか、減算すべきか確認する
④修正前の金額から、加減算して、正確な金額を算定する
このような順序で解いていくと、正しい金額を算出することができるでしょう。
そこで、特に気をつけるべきポイントとしては、②でしょう。
②は、不一致の原因で、修正が必要な取引なのか、修正不要な取引なのかの区別です。
銀行勘定調整表が苦手な人で、よく誤りがあるのが、修正が不要な取引を、誤って修正してしまう取引です。
例えば、修正不要な取引は、時間外預入、未取立小切手、未取付小切手などがあります。
その中でも、未取立小切手と未取付小切手は、要注意です。
そもそもの意味をお伝えしますと、
未取立小切手とは、他人が振り出した小切手を銀行に預け入れ、代金の取立ての依頼をしたにもかかわらず、いまだ銀行が取立をできていないことです。
この場合については、会社側は小切手を預け入れた時点で入金処理を行っていますが、銀行側がその会社が入金処理をした時点では、まだ取立てをできていません。
しかし、いずれ銀行側が取立てを行うので、不一致はなくなります。
ですので、修正は不要となります。
しかし、会社側が入金処理を時点で銀行側が取立てをできていないことから、誤って修正をしてしまう人もいます。
ですから、未取立小切手については、どのような取引なのかを把握して、その未取立小切手の取引の内容自体を暗記してしまった方が良いかもしれません。
また、未取付小切手についても修正不要な取引ですが、
簡単にその未取付小切手の内容をお伝えします。
未取付小切手とは、
取引先に振り出した小切手のうち、取引先がいまだ銀行にもっていっていないため、決済が完了してしていない取引を言います。
この場合も先ほどの、未取立小切手と同様に、いずれは、取引先が銀行に持ち込んで、決済が完了するので、不一致は解消されます。
ですから、結果として、修正が不要な取引となります。
このように、間違えやすい取引については、銀行勘定調整表は取引の数自体が少ないので、
どんな取引なのか、
修正が必要なのかを暗記してしまった方が、この論点をマスターするためには、近道かもしれませんね。
銀行勘定調整表は、苦手な人のいるかもしれませんが、取引の内容を理解したら、修正が必要なのか、不要な取引なのかが見えてくるのではないかと思います。
銀行勘定調整表は、マスターすれば、得点源となりますので、得意論点となってほしいです。
少しでも参考になれば、幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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