日商簿記2級の勉強を始めようとしている人は、就職活動のため、将来的に公認会計士、税理士を目指すための基礎固めのためなどそれぞれ理由があると思います。

 

しかし、とにかく人気のある日商簿記の知識を身につけるために勉強を始めようと考えている人は、他の資格との比較も気になるところでしょう。

 

特に、簿記2級と比較される資格試験としては、宅建や行政書士などが挙げられます。

 

そこで、今回は、宅建や行政書士との難易度について、比較していきたいと思います。

スポンサーリンク

宅建の難易度とは?

宅建の資格を合格するために必要な勉強時間は、約200時間~300時間と言われています。

 

ですので、簿記2級と比較すると、簿記2級は150時間~250時間と一般的には合格するために必要なので、やや宅建の方が、勉強時間が多く必要とされています。

 

また、勉強する内容としては、「権利関係」、「宅建業法」、「法令上の制限」、「税その他」などの4分野から出題されます。

 

試験の形式は、記述がなく、全て4択の択一式の問題となります。

 

ですので、記述式が苦手な人にとっては、やさしい試験となります。

 

ただ、宅建の試験は、年1回(10月の第3日曜日)になります。

 

簿記2級と比較すると、簿記2級の試験は、年3回なので、かりに不合格であっても、次の試験までの期間が短いため、勉強のモチベーションも保ちやすい点で異なります。

 

そして、最大の異なる点としては、宅建については、民法上の知識などが必要なので、文系の人が向いていると思います。

 

しかし、簿記に関しましては、数字を扱うので、理系の人が向いています。

 

簿記 → 理系の人が向いている

宅建 → 文系の人が向いている

 

このように、簿記2級と宅建の内容や覚える分量などを比較した難易度は、

 

宅建 ≧ 簿記2級

 

となります。

スポンサーリンク

行政書士の難易度とは?

 

行政書士に合格するために必要な勉強時間は、おおよそ800時間と言われています。

 

簿記2級と比較すれば、簿記2級が150時間~250時間なので、大きく差があります。

 

また、行政書士の試験の内容としては、憲法、民法、行政法などの法律科目と政治、経済、社会、文章理解などの一般知識分野から出題されます。

 

このことからも、行政書士は、かなり難易度が高いような気がしますね。

 

さらに、行政書士は、宅建と同様に、法律系の項目を勉強するため、文系の人が向いているでしょう。

 

勉強時間や勉強内容などを考慮して、行政書士と簿記2級の難易度の比較は、

 

行政書士 > 簿記2級

 

となります。

 

まとめ!

 

このように、「簿記2級に合格できる勉強時間や勉強内容などで、宅建や行政書士との難易度の比較」をしてきました。

 

簿記2級と、宅建、行政書士との難易度の比較は、

 

行政書士 > 宅建 ≧ 簿記2級

 

このようになります。

 

この中でも、簿記2級と比較しても、行政書士が頭二つ抜けて難易度が難しいと言えます。

 

また、たた単に勉強時間だけで、難易度を比較するのではなく、勉強する内容も考慮して、自分の向いている資格を選択する必要があります。

 

なぜなら、簿記2級が、上記のうち一番勉強時間が短いように思われますが、主に数字を取り扱うため、数字アレルギーの人や数字に対して苦手意識がある人は、一般的な合格するために必要な勉強時間が、300時間を超える人も多いのが、現状です。

 

ですので、総勉強時間だけで資格の選択を考えるのではなく、一番重要なことは、勉強する内容に対して、興味があるかどうか、向いているかどうかで考えることが重要です。

 

簿記 → 理系の人が向いている

行政書士、宅建 → 文系の人が向いている

 

また、宅建と簿記2級は、勉強時間に関しては、大きな差はありませんが、勉強する内容が異なりますので、自分の適性が合っているのかどうかを考慮する必要があります。

 

このように、資格試験に関しては、総合的な目で選択することが一番賢明な選択と言えるでしょう。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

スポンサーリンク