日商簿記2級を目指す人のたいていの人は、日商簿記3級に合格した人ではないでしょうか。
中には、日商簿記2級が、簿記を初めて勉強する人もいると思います。
そこで、今回は、「日商簿記2級の商業簿記の勉強時間の目安」について、合格するための最短方法をお伝えしていきたいと思います。
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商業簿記とは?
まずは、そもそも商業簿記とは何なのか、について、お伝えしていきたいと思います。
日商簿記2級の試験は、商業簿記と工業簿記から構成されています。
また、問題の内訳としては、大問題3問が商業簿記、大問題2問が工業簿記から成り立っています。
ですので、商業簿記は、100点満点中の60点を占めています。
日商簿記2級の合格点が70点なので、商業簿記が大きなウエイトを占めていると言えるでしょう。
しかし、商業簿記は工業簿記と比べると、難解な問題が出題されることが多く、問題の取捨選択を適切にできることと、基礎的な論点を固めることが日商簿記2級の合格への近道となります。
ですので、日商簿記2級で学習する際に気をつけてほしいこととしては、
出題される全範囲を完璧にすることは非常に重要なことですが、配点が大きいが故に、全ての論点を完璧にしようとするのは、少し危険な気がします。
それよりもいかに日商簿記2級に合格する確率を効果的に上げるかがポイントでしょう。
それは、今回はあまり触れませんが、工業簿記は配点のうち40点を占めていますが、問題自体が容易なケースが多く、40点のうち9割以上得点できることが多いからです。
ですので、合格するための戦略としては、工業簿記にもウエイトをおいて勉強することが合格する確率を大きく上げることとなります。
話は少しそれましたが、続いて、商業簿記について、簡単に説明すると、
商業簿記とは、物を売ったり、買ったりしたことを記帳することを言います。
日商簿記3級を受験された人は、日商簿記2級の商業簿記は、日商簿記3級で学んだ取引きがさらに難しくなると考えていただければと思います。
このように、日商簿記2級の商業簿記は、範囲がかなり広いので、全範囲を網羅的に理解すればよいということを心がけて下さい。
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商業簿記の勉強時間の目安とは?
日商簿記2級の合格に必要な勉強時間は、日商簿記3級を合格した人なら、一般的には、100時間~200時間と言われています。
そのうち商業簿記にどのくらいの時間をかければよいのか。
それは、50時間~100時間となります。
要するに、商業簿記と工業簿記をおおよそ半分ずつくらい勉強した方が良いということになります。
なぜなら、先ほどもお伝えしたように、合格するため戦略的な考え方からです。
商業簿記は配点のうち60点を占めて、勉強の範囲が工業簿記と比べて広いから、たくさんの勉強時間をさいた方が良さそうに一見みえます。
しかし、合格するための時間対効果の上では、工業簿記も商業簿記と同じくらいの時間をかける方が賢明だからです。
ですので、商業簿記は勉強範囲が広いから言って、7割~8割くらいの勉強時間をさくのは、合格確率を下げているように思います。
そういう人に限って、商業簿記については、それなりに強いですが、工業簿記は少し弱い人が多いです。
そして、結果的に、総勉強時間は同じながら、商業簿記にたくさんの時間をかけた人が試験に落ちて、商業簿記と工業簿記をまんべんなく勉強した人の方が合格していることの方が多いです。
ですので、上位何割の人が合格という、相対試験ではなく、配点のうち70点以上の人が全員合格する絶対試験であることを忘れないで下さいね。
また、あくまでも資格試験で、合格することが目的なので、いかに限られた時間内で効果的な勉強をして、合格を勝ち取れるかが重要なポイントと言えるでしょう。
まとめ!
このように、「日商簿記2級の商業簿記の勉強時間の目安」について、合格するための最短方法をお伝えしました。
日商簿記2級の試験は、商業簿記と工業簿記から構成されており、問題の内訳としては、大問題3問が商業簿記、大問題2問が工業簿記から成り立っています。
ですので、商業簿記は、100点満点中の60点を占めています。
また、商業簿記は工業簿記と比べると、難解な問題が出題されることが多く、問題の取捨選択を適切にできることと、基礎的な論点を固めることが日商簿記2級の合格への近道となります。
日商簿記2級の合格に必要な勉強時間は、日商簿記3級を合格した人なら、一般的には、100時間~200時間と言われていますが、
そのうち商業簿記の勉強時間の目安としては、50時間~100時間となります。
要するに、戦略的な考え方から、商業簿記と工業簿記をおおよそ半分ずつくらい勉強した方が良いということになります。
日商簿記2級に合格するには、範囲の広い商業簿記の各論点の基礎的な部分の取りこぼしのないことと工業簿記をしっかりと固めることが合格への直結するでしょう。
商業簿記のウエイトのかけ方について、少しでも理解いただければ、幸いに思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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