日商簿記2級の合格を目指す人のほとんどが、日商簿記3級に合格した人ではないでしょうか。
日商簿記2級は、日商簿記3級に一発でスムーズに合格した人でも、苦戦していることが多いです。
それは、日商簿記2級は、日商簿記3級と比較して、出題範囲の多さに圧倒されてしまうことや各論点の難易度もかなり上がることからです。
また、ご存知の人も多いと思いますが、平成28年に出題範囲が大幅に改訂されたこともあり、日商簿記2級の合格は、かなり難しくなったと思います。
しかしながら、従来と同じように勉強すれば、日商簿記2級の本試験には、必ず合格できるでしょう。
ですので、合格するという強い気持ちを持ち続けることが重要です。
そこで、今回は、「日商簿記2級の問題集を解く意味について、問題を解きまくる目的や効果」をお伝えしていきたいと思います。
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問題を解きまくる目的や効果とは?
先ほどもお伝えしたように、日商簿記2級の本試験は、難易度が従来よりもかなり上がりました。
しかし、やるべきこととしっかりとやれば、必ず合格できるので、1日1日を大切に頑張っていきましょう。
それでは、本題に入っていきたいと思います。
日商簿記2級については、よく耳にすることとして、「問題集を解きまくりなさい」と聞いたことがある人が多いのではないでしょうか。
それでは、なぜ、問題集を解きまくる必要があるのか。
私も税理士試験の簿記論の受講をしていた時の講師から、「電卓が壊れるくらい問題を解いて下さい。」と言われた記憶があります。
しかし、今思えば、「電卓が壊れるくらい、たくさんの量の問題を解いて下さい」ということかなと思います。
それでは、その問題をたくさん解く効果とは、
➀解き方を身につける
②慣れることで、短時間で問題を解けるようにする
③得意にする
様々な目的がありますが、これら3つが、主な目的でしょう。
それでは、個別に一つずつ説明していきたいと思います。
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➀解き方を身につける
➀は、問題をたくさん解くことによって、問題パターンや解き方を身につける効果があります。
このたくさん解くというのは、人それぞれ異なるので、何回解けば良いのかはお伝えできませんが、
多い人なら、同じ問題を20回以上も解いている人もいます。
私もかなりの量の問題を解きましたが、おそらく問題によっては、30回以上は、同じ問題を解いたと思います。
ただ、全ての問題を30回以上を解いたわけではありません。
苦手な論点の問題は、毎日確認していたので、結果的に30回以上解いたことになりました。
そうすることで、問題パターンや解き方が瞬時に頭に出てくるようになるのが、最終目的です。
ですので、問題を解きまくるというのは、日商簿記2級に少しでも早く合格したいのなら、必要不可欠かもしれません。
②慣れることで、短時間で問題を解けるようにする
②は、問題をたくさん解くことによって、その論点について慣れることで、短時間に解けるようになります。
たくさんの量の問題を解けば、気がつけば、スラスラと仕訳が出てきますし、悩むことも少なくなります。
ですので、日商簿記2級の本試験で、初見で見る問題に対して、本来はかなりの時間がかかるところを、短時間で解法が出てくることで、気持ちの余裕が出てきます。
そして、もし難しく時間のかかりそうな論点が出題されても、落ち着いて解く時間が生まれて、結果として、正確な解答が出せることもあります。
ですから、短時間で解けるようにすることは、本試験においても、他の人と比較して、かなりのアドバンテージになると思います。
③得意にする
③は、たくさんの問題を解くことによって、得意論点とすることができます。
これは、全ての論点が得意になることはかなり難しいとしても、簿記はパターン化された論点も多いので、たくさんの量の問題を解けば、得意とできる論点も多々あります。
ですので、少しでもたくさんの論点を得意としていきましょう。
そして、その結果として、得意論点が多ければ多いほど、合格確率は少しずつ上がるでしょう。
ですので、たくさんの問題をこなすことによって、得意論点を増やしていきましょう。
このように、今回は、「日商簿記2級の問題集を解く意味について、問題を解きまくる目的や効果」をお伝えしてきました。
問題をたくさん解きまくる効果としては、
➀解き方を身につける
②慣れることで、短時間で問題を解けるようにする
③得意にする
他にも効果はありますが、これら3つが主な効果として考えられます。
簿記2級に関しては、問題をたくさんことで、合格までの道のりを大きく縮めることができます。
ですので、少しでもたくさんの量の問題を解くことによって、
解き方を身につけ、短時間で解けるようになり、得意論点を増やしていきましょう。
そうすれば、気がつけば、簿記が楽しくなり、本試験でも良い結果が出ることでしょう。
少しでも参考になれば、幸いに思います。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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