日商簿記2級の合格を目指す人のほとんどが、日商簿記3級に合格された人ではないでしょうか。
日商簿記2級は、日商簿記3級とは大きく異なり、難易度が上がります。
特に、平成28年に日商簿記自体の出題範囲の大幅な改訂により、日商簿記2級は、難易度が従来よりも上がったように思います。
しかしながら、改訂された試験での勉強の仕方は、従来と変わりなくすれば合格にたどり着くことできるでしょう。
そこで、今回は、「日商簿記2級に必要な暗記事項について、暗記カードの作成方法」をお伝えしていきたいと思います。
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暗記カードとは?
先ほどもお伝えしたように、日商簿記2級の本試験は、出題範囲の大幅な改訂により、難易度が上がりましたが、それに伴って、理解しづらい論点も増えたと思います。
ということは、試験前などに確認しておいた方が良いと思われる論点が増えることにもつながります。
そもそも、暗記カードは、間違いノートと同じようなものです。
その間違いノートとは、自分がケアレスミスしやすい論点や誤りの多い論点について、まとめたノートです。
私自身もこの間違いノートは、様々な資格試験で作成しており、試験前には必ず見返していました。
その間違いノートを見返すことは、本試験でケアレスミスを少しでも少なくするためにものすごく重要となってきます。
なぜなら、人それぞれですが、ほとんどの人が、間違うような論点については、たいてい同じようなところを何回も間違っていることが多いからです。
ですから、そのケアレスミスをなくすためにも、間違いノート(暗記カード)が必要となってくるのです。
特に、難易度の上がった日商簿記2級の本試験においては、1点1点の積み上げが、結局は合否を分けるので、少しでもミスは少なければ、少ないほど合格に近づくことができるのです。
このように、暗記カードを作成することは、日商簿記2級の本試験に合格するのには、欠かせないものだと言えるでしょう。
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暗記カードの作成タイミングとは?
暗記カードの作成タイミングは、
試験1~2ヵ月前くらいから、試験直前まで作成すると良いでしょう。
なぜ、このタイミングで、暗記カードを作成した方が良いのか?
それは、例えば、日商簿記2級の勉強を開始したときに、この暗記カードを作成した場合に、そもそも勉強開始した時点では、誰もがわからないことを勉強するので、かなりの量の暗記カードを作らなければなりません。
ですので、ある程度、全ての勉強範囲が終わりかけている時に、作成すると良いでしょう。
暗記カードは、そもそも誤りやすいことを確認するために作るので、勉強開始の段階で暗記カードを作成しても、試験前1ヵ月前では、あまり効果が望めないですし、手間がかかりすぎるので、勉強初期の段階での暗記カードの作成はおすすめしません。
ただ、勉強初期の段階で暗記カードを作成するのであれば、暗記に必要な公式などは有効かもしれませんね。
このように、勉強の効果と手間を考えた上で、暗記カードを作成するタイミングを考えた方が良いかと思います。
暗記カードの作成方法とは?
暗記カードの作成方法は、表の面に問題を、そして、裏にその答えを記載するようにします。
例えば、減価償却の旧定率法の減価償却費の計算方法であれば、
表の面に、「減価償却の旧定率法の償却費の計算方法」と記載して、
裏に、期首未償却残高×償却率=原価償却費
このように、記載すると良いでしょう。
また、暗記カードの表の面に、理解しずらいこと、誤りやすいことを箇条書きで書いたりすることでも良いでしょう。
さらに、ケアレスミスしやすいことを書いたりすることでも良いでしょう。
ですので、基本的には、暗記カードには、自分が確認しておくべきことを書くと思っていただければと思います。
特に気をつけてほしいポイントは、
暗記カードを作るのが目的となってしまうことだけは、注意してほしいです。
あくまでも、暗記カードの役割としては、いかにして、ケアレスミスを少なくして、得点アップにつなげるのかがポイントですからね。
実際に、暗記カードは綺麗に作成していて、それだけで満足してしまい、暗記カードを活用できていない人も実際には多いです。
ですから、暗記カードを作成して満足するのではなく、時間がある時に、できるだけ毎日見返すことが重要です。
とにかく、暗記カードの作成→確認
この繰り返しが大切です。
暗記カードの確認であれば、いつどこでもできますからね。
このように、今回は「日商簿記2級に必要な暗記について、暗記カードの作成方法」をお伝えしてきました。
暗記カードの作成方法から、なぜ暗記カードが必要なのかまで、少しは理解していただけたのではないかと思います。
日商簿記2級の本試験に合格するためには、暗記カードは欠かせないものなので、暗記カードの作成は、おすすめします。
本試験で、少しでも得点につなげるためにも、コツコツと暗記カードの作成及び確認を繰り返してくださいね。
少しでも参考になれば、幸いです。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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