日商簿記2級の合格を目指している人のほとんどが、日商簿記3級に合格された人ではないでしょうか。

 

日商簿記2級は、平成28年に出題範囲の大幅な改訂により、難易度が上がったように思います。

 

しかしながら、従来通り基礎を中心に勉強すれば、合格基準点である70点をクリアできるでしょう。

 

そこで、今回は「日商簿記2級の過去問について、効果的な勉強方法」をお伝えしていきたいと思います。

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日商簿記2級の過去問の特徴!

 

先ほどもお伝えしたように、日商簿記2級は平成28年6月に出題範囲が大幅に変更されたこともあり、少し難易度が上がりました。

 

簡単に説明してみますと、出題範囲に従来は日商簿記1級で学習していた連結会計が出題範囲に追加されました。

 

また、クレジット売掛金やその他有価証券、子会社関連会社株式なども追加されました。

 

ですので、実質的には、難易度が上がったと思います。

 

しかしながら、日商簿記2級の出題範囲で苦手とされる人も多かった、「社債」の取扱いは、日商簿記1級へと移行されたので、一部は負担が軽くなったとも言えます。

 

日商簿記2級の本試験の特徴に話を戻しますと、日商簿記2級の本試験においては、過去問の重要性が非常に重要となっています。

 

なぜなら、過去に出題された問題が何度も出題される傾向が強いからです。

 

実際に、私の周りの友人で、日商簿記2級の本試験に合格された人は、個別の問題集よりも過去問題集に力を入れて、合格した人もいます。

 

ですから、日商簿記2級においては、過去問題集がかなり重要だと言えるでしょう。

 

私自身も直前期は、過去問題集のみをひたすら解いていました。

 

そして、本試験も過去に出題された問題が複数出題されたこともあり、試験中に「ガッツポーズ」をしたくなるほどにスムーズに問題が解けたのを今でも覚えています。

 

ですので、日商簿記2級に少しでも早く合格したいのであれば、過去問題集に力を入れて解くことをおすすめします。

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過去問題集の効果的な解き方とは?

過去問題集は、先ほどかなり重要とお伝えしましたが、日商簿記2級に高確率で合格するためには、過去問題集だけを解くだけでは合格できません。

 

それでは、どうすれば一番効果的に力がついていくのか。

 

それは、やはり基礎を固めることです。

 

①テキストの読み込み

②個別問題集を解く

③過去問題集を解く

 

これらの順で問題を解いていことで、少しずつ力がついてくることでしょう。

 

この時に特に注意してほしいポイントは、

 

②、③でわからないところが出てきたり、解答した答えが正解だったけれども、たまたま正解だった場合については、再度テキストに戻って、解法を確認することが重要です。

 

また、あまりにも間違いの多い論点については、③の過去問を解かずに、①と②を繰り返すと良いでしょう。

 

簿記については、どちらかと言えば、スポーツに近いものがあるので、何度も反復練習をすることで、気がついたら得意になっていたことも多いです。

 

私も、ある論点については、何度勉強しても間違ったり、問題文の読み飛ばしやケアレスミスがひどかったので、とにかく何度も反復して問題演習をすることが簿記には必要になってきます。

 

そして、①、②がスムーズにできるようになった直前期には、あとはひたすら過去問題集をひたすら解き続けると良いでしょう。

 

その過去問題集を解いている時でも、少しでも不安に思ったところがあれば、必ずテキスト(基礎)に戻って、なぜそのような解き方をするのか確認してくださいね。

 

このように、過去問題集をひたすら解いて、本試験に臨んでいただけれると、本試験がものすごく簡単に感じてしまうことでしょう。

 

とにかく日商簿記2級に合格するには、過去問がスラスラと解けることが最終目標となります。

 

そして、過去問題集をひたすら解けるようになった時が、日商簿記2級の合格レベルに達したときとなるでしょう。

 

このように、今回は「日商簿記2級の過去問について、効果的な勉強方法」をお伝えしてきました。

 

日商簿記2級に合格するためには、過去問題集がものすごく重要で、そのためには、

 

①テキストの読み込み

②個別問題集を解く

③過去問題集を解く

 

このような順序で勉強すれば、必ず、合格に近づいていけることと思います。

 

ただ、少しでも不安に感じた論点があれば、テキストに戻って、確認をして下さいね。

 

少しでも参考になれば、幸いです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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