日商簿記2級の合格を目指す人のほとんどが、日商簿記3級に合格された人ではないでしょうか。
日商簿記3級に独学で合格された人の中には、日商簿記2級も独学でチャレンジしようと考えている人も多いと思います。
ただ、日商簿記2級は、日商簿記3級と比較して、出題範囲が大幅に増え、各論点の難易度も大幅に上がります。
したがいまして、勉強法などを考えて、効率の良い勉強を進める必要があります。
そこで、今回は、「日商簿記2級を独学で合格する勉強方法について、おすすめの勉強の進め方」をお伝えしていきたいと思います。
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独学での勉強の進め方とは?
先ほどもお伝えしたように、日商簿記2級は、日商簿記3級と比較しまして、出題範囲が大幅に増えることや各論点を掘り下げて勉強するため、かなり難易度が上がります。
ですので、日商簿記3級にスムーズに一発で合格された人でも苦労することも多いです。
さらに、平成28年6月に出題範囲が大幅に改訂されたことから、日商簿記1級で勉強する出題範囲も一部追加されたことなどで、従来よりも間違いなく難易度が上がったと言えるでしょう。
ですから、日商簿記2級は、容易に合格できるような試験でなくなったことは言えます。
ただし、しっかりとした対策をしておけば、独学であっても合格レベルに到達することもできますし、合格することも十分に可能でしょう。
それでは、本題に入っていきたいと思います。
日商簿記2級の独学での勉強の進め方として、特に重要となってくるのが、
①テキストの選択
②スケジュール管理
③資格の専門学校で模試
これらの3つとなります。
それでは、個別に説明していきたいと思います。
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①テキストの選択
独学で勉強する際に非常に重要となるのが、テキストの選択でしょう。
なぜなら、独学で勉強する人は、テキストで簿記2級の論点の全てを理解しなければなりません。
資格の専門学校の場合であれば、わからないようなところが出てきたら、講師に教えてもらうことができますが、
独学の人は、テキストが学ぶツールとしては、ベースとなっています。
ですので、できる限り自分に合うようなテキストを選ぶ必要があります。
そして、おすすめしたいテキストは、
「みんなが欲しかった教科書 日商簿記2級」か「スッキリわかる日商簿記2級」のテキストです。
これら2つのテキストは、わかりやすさが重視されています。
とにかく、授業を受けているような感覚で読めるので、ホントわかりやすいです。
このように、独学で勉強する人は、テキストの選択が非常に重要となってきます。
②スケジュール管理
2つ目として重要なのは、スケジュール管理です。
独学の人は、自分で試験までの勉強計画を決めて、そして、実行していかねばなりません。
ですので、精神的にも強い人がやはり、合格を勝ち取れる確率が高いでしょう。
途中で挫折してしまう人のほとんどが、勉強計画を立てるのは、ものすごく綿密なのですが、それを実行できずに、結局勉強するのを止めてしまうケースです。
したがいまして、計画にもある程度の時間の余裕をもたせて、仕事の都合などで、勉強できないこともあらかじめ想定してスケジューリングを考えることが必要です。
私がいつも計画しているときに気をつけているのが、1週間単位で、1日だけ予備日をもうけて、その日に1週間で、できなかったことを集中して勉強する日を作っています。
そして、もし予定通りに勉強が進んでいるのなら、その予備日は、半日だけ勉強をして、その後は自由な時間に使っています。
ですから、スケジュール管理をする時は、予定外のことが起きても対応できるような計画を立てることが重要です。
このように、独学の人は、スケジュール管理をしっかりと考えることが非常に重要です。
③資格の専門学校で模試
独学の人は、市販で購入したテキストや問題集などを使って勉強をして、資格の専門学校の模擬試験を受けずに本試験を迎える人が多いです。
ですので、本試験まで自分の現状の位置関係を知ることがない人がほとんどです。
しかし、現状の自分の力を知るためにも資格の専門学校で模擬試験を受験することをおすすめします。
模擬試験を受験する意味合いとしては、
現状の自分の力を知ることだけでなく、資格の専門学校が作成した予想の問題を解くことによって、本試験の対策にもなるからです。
ですから、模擬試験を受験することをおすすめします。
また、模擬試験を受験することで、本試験さながらの緊張感の中での模擬試験に挑めるので、本試験での緊張の緩和という意味でも効果があります。
このように、「日商簿記2級を独学で合格する勉強方法について、おすすめの勉強の進め方」をお伝えしました。
独学の人は、専門学校に通う人に比べて、様々なことを考えて、本試験に挑まなければなりません。
しかし、先ほどもお伝えしたように、
①テキストの選択
②スケジュール管理
③資格の専門学校で模試
これら3つを考えながら、勉強を進めると、専門学校に通う人と比較しても、なんの遜色もなく、本試験を迎えることができるのではないでしょうか。
ただし、ある程度の覚悟は必要なので、勉強と遊びのメリハリをしっかりとつけるようにしましょう。
少しでも参考になれば、幸いに思います。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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