日商簿記2級の合格を目指す人のほとんどが、日商簿記3級に合格された人だと思います。
そして、日商簿記3級に合格された人の一部は、独学で合格された人もいることでしょう。
一方、簿記の専門学校に通って日商簿記3級に合格した人もいることでしょう。
そこで、今回は「日商簿記2級の合格率の推移や高校生が独学でも受かることができるのか」について、お伝えしていきたいと思います。
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日商簿記2級の合格率の推移!
日商簿記2級の合格を目指す人は、日商簿記2級の合格率が気になる人もいると思います。
そこで、その日商簿記2級の合格率について、お伝えしていきたいと思います。(平成29年9月23日現在)
回 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
146(29.6.11) | 43,767 | 20,790 | 47.5 |
145(29.2.26) | 60,238 | 15,075 | 25.0 |
144(28.11.20) | 56,530 | 7,588 | 13.4 |
143(28.6.12) | 44,364 | 11,424 | 25.8 |
142(28.2.28) | 70,402 | 10,421 | 14.8 |
141(27.11.15) | 59,801 | 7,042 | 11.8 |
140(27.6.14) | 47,480 | 16,395 | 34.5 |
139(27.2.22) | 55,225 | 12,054 | 21.8 |
138(26.11.16) | 54,188 | 14,318 | 26.4 |
137(26.6.8) | 40,330 | 13,958 | 34.6 |
これら上記が、直近の10回分の日商簿記2級の合格率の推移です。
このように、日商簿記2級の合格率は、11.8%から47.5%とかなり上下していることがわかります。
この要因として考えられるのは、日商簿記2級の合格は、相対試験ではなく、70点以上の得点があれば合格できる絶対試験だからです。
ですから、回によって、難易度の高い問題が多数出題された場合は、合格率が下がり、難易度の低い問題が出題された場合は、合格率が高くなっています。
要するに、難易度が高いからと言って、全体の得点が下がったとしても、相対試験ではないから調整が行われることはなく、70点以上かどうかの得点のみで、合格か否かを判定されます。
ですので、運にも左右されるような試験ではあります。
ただ、日商簿記2級の本試験は、年に3回も試験が行われるために、もし運が悪く不合格となったとしても、数か月後に再度チャレンジすることができます。
ですので、単に運が悪かったと気持ちを切り替えて、次へとチャレンジすると良いでしょう。
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高校生が独学でも合格は可能?
日商簿記2級は、簿記の専門学校に通っている人がやはり合格者が多いのですが、独学でも合格している人も多いのが現状です。
そこで、高校生でも日商簿記2級に合格できるのか、についてお伝えしていきたいと思います。
結論から言えば、高校生でも独学で合格できます。
ただ、日商簿記2級の本試験は、日商簿記3級とは異なり、出題範囲が広いので、150時間~250時間の勉強時間が必要となってきます。
ですので、しっかりとしたスケジュール管理ができるかどうかが、日商簿記2級の合格を左右します。
そういう意味からも、高校生だから合格は難しいというよりは、しっかりとしたスケジュール管理ができ、自己管理ができる人が、日商簿記2級に合格に大きく近づくことができるでしょう。
独学での詳しい勉強方法については、他の記事でお伝えしていますので、ここではお伝えしませんが、自己管理がしっかりとできるか否かが一番のポイントとなるでしょう。
なぜなら、簿記の専門学校に通っている人は、講師が考えたカリキュラム通りに勉強していれば、本試験を迎えるときには、合格レベルに達することができますが、独学の人は、そのカリキュラムを自分で管理し、実行していかねばなりません。
そういうことからも、管理能力の高い人が、結果として、日商簿記2級に合格することができることでしょう。
このように、今回は「日商簿記2級の合格率の推移や高校生が独学でも受かることができるのか」について、お伝えしました。
少しでも参考になれば、幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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